鼻中隔湾曲症の手術を受けた

 若い頃から鼻がいまいち良くなくて鼻呼吸が完全でない自覚はあったものの、鼻腔拡張テープでかなり改善するため、何年もそれでごまかしてきた。

 しかし、まだ人生残り半分ぐらいの期間があるし、確実に効果が見込めるならやる価値はあるだろうと、検査を経て手術に踏み切った。

 CTで鼻中隔の湾曲具合は大きめで手術適用になるということがわかり、睡眠時無呼吸症候群の一泊入院検査で、無呼吸自体は鼻の状態を含めても軽症の範囲とわかった。大体予想通りの結果。

 無呼吸症候群のための一泊入院だけでも、念のためのコロナ検査のため、一回余分に病院に行かねばならず、微妙に面倒臭かった。

 日帰り手術の場合もあるようだったが、自分の場合、本番の手術は3泊4日の入院で行った。全身麻酔の瞬間移動感は異常。

 手術当日の晩と翌日の晩だけは、痛さと微熱で辛かった。おまけに鼻も止血の詰め物で完全に閉塞しているため、口呼吸するしかなく、食事や水を飲むのもちょっと面倒。ただし術後翌日からは空気穴ぐらいは開いた感覚になり大分ましにはなった。

 事前にそうなることを知っていて、象印の加湿器を病室に持ち込んで常時フルパワーで稼働させていたので喉の乾燥は比較的マシで済んだが、なかったらもっと辛かったと思う。

 会計時には、安いねえ…○○○円でこんなに大勢の医者や看護師を動かして立派な手術を受けられるんだね。しみじみ思いました。

 手術後は鼻洗浄と飲み薬。約一週間後に抜糸と詰め物の除去。この時からほぼ完全に鼻は通るようになる。以前同様の手術を受けた方から、ガーゼを抜くときに大量に出血するような話を聞いていたが、技術の進歩で水で徐々に溶ける詰め物か何かが使われるようになり、それはなくなったとのこと。

 さらに術後一ヶ月ぐらいまで鼻洗浄と飲み薬を続け、ほぼ完全回復。鼻腔拡張テープを使わずとも、従来の使用時以上の鼻呼吸性能が確保できるようになったし、この効果は物理的なものなので一生涯続くはずだ。花粉症シーズンの辛さもかなりましになるのではなかろうか。

 コロナ騒ぎのせいで余計な手間がかかったものの、総合的に見てコストに見合う投資だったと思う。

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