スマホロッカーは巾着袋でいい

 ついスマホを見てしまうことの対策として「スマホロッカー」とか「タイムロッキングコンテナ」とかいう、タイマーで施錠される箱が売られているのを見るが、あんなものはいらないと思う。

 巾着袋が一つあれば足りる。スマホを入れて、口の紐を固くぎゅっと締める。締めた後、紐同士もしっかり固結びする。それだけでいい。形状によってはエコバッグと兼用でもいいだろう。

 そんなもの、紐をほどけば開くではないか、と思うかもしれない。ところが、その十数秒で十分なのだ。

 スマホをつい見てしまうのは、意志が弱いからというより、一瞬で手が伸ばせるからで、取り出すのにわずか一手間でもかかるようにすると、面倒くささの方が勝って我慢できるようになる。おそらく脳の報酬系は「今すぐ・手間ゼロ」で得られる刺激に対してだけ異常に弱くできているのだろう。

 しかも、巾着袋は箱と違って畳めば持ち運べるし、大きめのものを選べばiPhoneどころかiPadでも封印できる。100均でも買えるので、数千円するロッカーと比べれば予算比では圧勝である。ちなみに今使っているのは買ってすらいない。前から家にあった何かの袋の流用である。

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