科学

書評

志村哲祥『寝た子は起こすな: 「早起き神話」の深刻な現実』★★★★

子どもや若者は、やや朝遅めに起きるのが自然成長し大人になるにつれてだんだん朝型に変わっていく学校の始業時間は、できるだけ遅めにすべきショートスリーパーかロングスリーパーか、朝型か夜型かは、先天的・遺伝的にかなり決まっている早寝早起きは日本で...
書評

川越敏司『行動経済学の死』★★

単語としては他で読んだことがあったが、やや解像度が上がった。元から言葉のインパクトだけで持てはやされすぎている話題で大したことはないと思っていたが、そのような印象をさらに強くした。
書評

スティーブ・スチュワート=ウィリアムズ『宇宙の広さを知ったサル――心と文化の進化論』★★★★★

投資には全く関係ないもののめちゃくちゃ良かったので紹介。今日時点での進化心理学とミーム論の入門かつ総まとめとしてベスト。 これらは今世紀の政治の未来にも示唆するところ大と思われるので、既にある程度知っている人も、そうでない人もぜひ読んでほし...
ブログ・ネット・ネタ

我思う故に人類は滅亡する

平凡の原理(コペルニクスの原理とも)に基づけば「今自分がここにいる」という観測事実と最もよく整合するのは、「ホモサピエンスとしての人類は間もなく絶滅する」という予想である。 もう少し詳しく説明しよう。まず、自分が現在生きているホモサピエンス...
書評

『禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン』★★★

ベノワ・B・マンデルブロ著、リチャード・L・ハドソン著。 いま読み直してもあまり面白くはないのだが、それはたぶん、現在ではこれらの内容がある程度当たり前と見なされるようになっているからだろう。 冪乗則とか複雑系とかの分野に相場勘(?)がまだ...
書評

マーク・ブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学』★★★★★

ある方のnoteの話題で、べき分布とか冪乗則とか案外知られてないのだなと思ったので、思い出せる中で一番良さそうな啓蒙書を紹介。 自分にとってはずっと前からの常識のようなイメージだった。上から目線ぽいが、そういう意味ではなく、おそらく自分のバ...
書評

山田克哉『原子爆弾―その理論と歴史』★★★★★

どこぞの新聞が長崎に投下された原爆のニックネームを間違えたとかいうニュースを見て連想。 これを一度でも読んどけば、リトルボーイとファットマンの順番も名前も間違えることはないだろう。
書評

ウィリアム・パウンドストーン『ライフゲイムの宇宙』★★★★★

原題"The Recursive Universe: Cosmic Complexity and the Limits of Scientific Knowledge"(『再帰的な宇宙:宇宙の複雑性と科学的知識の限界』) 数学的宇宙仮説の話...