★★★

書評

『禁断の市場 フラクタルでみるリスクとリターン』★★★

ベノワ・B・マンデルブロ著、リチャード・L・ハドソン著。  いま読み直してもあまり面白くはないのだが、それはたぶん、現在ではこれらの内容がある程度当たり前と見なされるようになっているからだろう。  冪乗則とか複雑系とかの分野に相場勘(?)が...
書評

『なぜ大国は衰退するのか ―古代ローマから現代まで』★★★

グレン・ハバード著、ティム・ケイン著。  ラインハートロゴフ論文問題もトランプ政権もまだの時の本で、すでに空振りな部分もあるし、アメリカの話以外はアネクドータルに見えてあまりいいとは思わない。  最後の具体的な財政への提言も、結局のところ緊...
書評

田端信太郎『これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71』★★★

SNS的に何かと話題の人だが、その印象よりは普通のビジネス書。大学生や新社会人なら読んで損はしないと思う。  ちょっと昭和臭はする(というか多分意図的に匂わせている)が、個人的には許容範囲。
書評

富田俊基『国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来』★★★

全ての投資は国債金利に通じる道であることはプロなら誰でも知っていることであり、自分もこの書籍はじっくり何回も読んだ。国債金利の歴史500年分を一括して読める良書で40%還元はお得。国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来 村越誠@投資資本主義...
書評

井上久男『日産vs.ゴーン 支配と暗闘の20年』★★★

期せずしてむっちゃタイムリーになってしまった感じのある本。時事ニュース関連として以上の興味はないけど、普通に面白かった。
書評

『ザ メンタル ゲーム ──ポーカーで必要なアクション、思考、感情を認識するためのスキル』★★★

ジャレッド・テンドラー著、バリー・カーター著。  なかなか良い。『賭けの考え方 勝ち組ポーカープレイヤーの思考習慣』と同様、ポーカーの話なのだが、まったくそのまま投資にも当てはまる。  下の記述は、以前の自分のツイートを連想した。 負けても...
書評

鈴木亘『社会保障亡国論』★★★

『年金は本当にもらえるのか?』から著者つながりで。もちろん著者のせいではないが、希望がなさすぎてため息も出ねえ。
書評

東洋経済新報社『「会社四季報」業界地図 2020年版』★★★

恥ずかしながら、かぶ1000さんのツイキャスで初めて存在を知った。(その時はまだ2020年版は出てなかったが。)  確かに四季報自体より、これを最初に読むべきだったかも。今初心者の人はもちろん、そうでない人にもおすすめ。