支倉凍砂『WORLD END ECONOMiCA』★★★

 支倉凍砂著、上月一式イラスト。月面を舞台とした男の子向け経済ライトノベル。

 五月氏の資金でアニメ化する話の頃に買った。2章の途中でしばらく中断していて、読み終わるまで結局2年ぐらいかかってしまった。サウンドノベル版は未プレイ。

 『狼と香辛料』から経済ラノベを書いている著者だけあって、どちらの方面にも流石のクオリティではあると思う。アニメ化にも日本の投資教育に一定の価値はあるだろう。

 ただ、2章のエンロンや3章のサブプライムショックに関しては、元ネタの実在経済事件の方が面白いため、すでに知ってしまっていると、どうしてもそこは楽しみにくい。

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