インフレ

書評

アダム・ファーガソン『ハイパーインフレの悪夢』★★

過去書評。内容的には別に変ではないが、散漫すぎて非常に読みづらいしつまらない。もったいない。
政治経済・金融一般

いつの間にか商品の容量が減る問題と貨幣錯覚

いつの間にか容量が減っている商品wiki 昔から定期的に沸くネタだが、どうも過去最大のブームのようなので記念に。広義の貨幣錯覚が与える影響を身近に感じられる良い例だと思う。 ちなみに、この話の最古の記憶は、スティーヴン・ジェイ・グールドのエ...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』53 中道を行けば相場にはびこる間違った常識に引っかからずに済む

53 中道を行けば相場にはびこる間違った常識に引っかからずに済む まず、株というものは常に「過大評価」されたり「過小評価」されたりするものだということ。株価は理論的なゴールやレベルを突破してしまうものなのだ。 ファンダメンタルズに基づく根拠...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』3 理想的な投資は存在するか?

3 理想的な投資は存在するか? 完全な投資対象が理論上のものにすぎないのは、想像に難くない。安全なものなどないのだ。人生のどの分野をとっても、確実なものは存在しない。ことに、現存する「投下資本」の利息を複利で払い、利益をピラミッディングでき...
書評

『アニマルスピリット』★★★

ジョージ・A・アカロフ著、ロバート・シラー著。過去書評。最近貨幣錯覚に興味がある関係で、思い出した本。 労働者の額面賃金に強い下方硬直性がある(その理由は直感的に明らかだろう)一方で、インフレ率と賃金の伸びを比較して考える労働者は少ない。 ...
書評

山口揚平『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』★★★★★

改訂版である(らしい)『ほんとうの株のしくみ』をTwitterで見たので過去書評です。初心者向けバリュー投資の本として非常にわかりやすく優れています。 中でも印象に残っているのは32Pのコラムです。利子(≒インフレ)の本質はお金が腐ることで...