ミクシィ投資から得た教訓その4です。5月後半から7月にかけて2121 ミクシィの株価がガンガン上がっていたころ「俺は長期投資家だからリスクの高いミクシィなんか買わない」という趣旨の発言を何度か目にしました。
これを単なる負け惜しみとかメシマズとかの一言で片付けるわけにはいきません。なぜなら自分もかなり最近までそう思っていたからです。(この思い込みを解除できていたのは主として『マネーの公理』のおかげです。)
ルール1にも通じますが、1年ですごく上がる株が本当にわかるのであれば、10年で同じだけ上がる株をあえて選ぶのは、お金よりも別の何かを優先している状態です。本当にわかることは滅多にないということさえ踏まえていればよいのです。
リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです。
というバフェットの言葉があるそうですが、この中に「自分」という単語が入っていることに注意してください。つまり、ある投資のリスクは、見る人(が何をわかっているか)によって異なる主観的なものだということです。
実際5月半ばから7末あたりまでのミクシィ投資は、私のこれまでの投資の中で、最も大きな利益をもたらした投資であるとともに、最も安全な投資でもあったと言えます。
少なくともパズドラ級のヒットになることが明らかだったモンストの潜在バリューと、ミクシィの株価が、アホらしいほど乖離していました。まさに標準的なバリュー投資だったのです。
(現時点ではそこまでの自信は持てません。モンストもミクシィの株価も、ピークはまだ先だと思っていますが、もはや一時的にも全財産の2/3をぶち込むのは無理です。)
短期売買をやれと言っているのでも、長期投資より短期投資が優れていると言っているのでもありません。本当に短期で儲かりそうだと思った場合に「短期だから」という理由だけで否定してはいけないという意味です。
コメント
トマスさん
始めまして。ツイッターの方でフォローさせていただいているざわかみです。いつもブログ拝見させていただいてます。
今回の記事の内容にとても共感できましたので私のブログで紹介させていただいてもよろしいでしょうか?
よろしくお願いいたします。
>ざわかみさん
もちろん構いません。
是非よろしくお願いします。