ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』77 けっして確認せずに鵜呑みにしてはいけない

77 けっして確認せずに鵜呑みにしてはいけない

 厳密な意味で、すべての条件がそろった最高の銘柄が実際に現れるのは、2、3年に一度のことでしかない。

 この人が当時のアメリカにいてさえそうならば、自分が現代日本でそれ以上を望むのは無理というものでしょう。

 一応10年近い投資経験があることになる私でも、入る前から行けると思って、実際にまとまった利益が取れた案件は、2012年の3085 アークランドサービス、2014年の2121 ミクシィ、2016年の6200 インソースと4235 第一化成ぐらいです。

 かなり相場のいい時期でさえ2年に1回のペースということですから、長期的にはそれ以下と思って間違いないでしょう。3年に1回のペースだとしても、50歳までに出会える大チャンスは、良くてたかだか5,6銘柄ということ……。ちょっと考えてしまいますね。

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