山本潤 (著), 皆木和義 (著)。タイトルが非常に胡散臭いため読むのが遅れたが、まともな内容だった。
前半の山本潤氏部分は、配当に着目して将来の割安度を計算するもので、実際の計算例まで踏み込んだ、かなり個別具体的なものになっている。
デフレが前提の時代なので、今使うには修正が必要であろうが、他でまったく同じものは見られないという意味で、今でも独自の価値があると思う。
後半の皆木和義氏のビジネスモデル・戦略の部分は、かなり初心者向けの一般的な紹介になっている。
どちらが良くてどちらが悪いというわけではないが、前半・後半の内容がややちぐはぐになっていて、一冊の本としては、ややもったいなく思える。



コメント