何年か前から新しいAIモデルが出るたびに、この画像だけを渡して面白さを説明させる「別人テスト」を実行していた。
元画像とその中の言葉の認識に加え、いくつかの社会常識を認識し、さらに言葉の省略によって生じているダブルミーニングをも認識し、その結果として常識に基づくメンタルモデルが途中で裏切られるという要素まで、全て正しく認識できなければ、このネタの本当の面白さは説明できないからだ。
新しく出たChatGPT 5.2に試したがやはり駄目で、少し前に出たGrok 4.1にダメ元でやらせたら、意外にもクリアした。
「別人(のよう)」と「(文字通り)別人」のダブルミーニングと、法律逃れの面白さを両方とも自発的に指摘したAIは初だ。
前々からこれを完答したらチューリングテスト完全合格と思っていたので、これはちょっと衝撃的な結果だ。
もちろんまだおかしいところがないではない。「100」の数字の解釈はおかしい(常識的に商品名の末尾と判断すべきところ)し、ネタ画像と思われるところを実在と言いきってるところも。だが、今の目的には本質的ではないので許す。



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