投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』61 二重配当

61 二重配当 私見だが、成功の秘訣は人が普通「仕事」ととらえることを、本当は「遊び」なのだと気づくことだ。仕事を楽しむことができなければ成功もしないだろうし、あなたの雇用主(がいればの話だが)に、給与に見合うだけの見返りを与えることもでき...
書評

ロバート・H・フランク『成功する人は偶然を味方にする–運と成功の経済学』★★★★

なぜかビジネス系自己啓発書のような邦題になってしまっているが、副題の『運と成功の経済学』の方が内容に近い。前著『ウィナー・テイク・オール』から、いい意味で、言っていることが変わらない。 有利が有利を・不利が不利を呼ぶマタイ効果により、成功に...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』59 奇跡の投資プラン

59 奇跡の投資プラン 章のタイトルはドルコスト平均法を指しており、筆者は、おそらく予想できるように、これに否定的です。 「貯蓄だけで金持ちになれる人はいない。単なる貯蓄は、社会主義の富の再配分の発想に酷似している。そして社会主義同様、世間...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』58 「お買い得」な経営陣を求めてはいけない

58 「お買い得」な経営陣を求めてはいけない 金を儲けるには、三つの方法がある。ひとつ目は自分の時間を売る。二つ目は、人に金を貸す。そして三つ目は、自分の金を賭ける方法だ。 面白い観点かもしれません。今は、ひとつ目(労働収入)の量をほどほど...
書評

ナシーム・ニコラス・タレブ『反脆弱性――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』★★

この人の本いつもそうなんだけど、なんかいまいち。言ってることに意義がないとは思わないのだが、無意味に長すぎ。目次だけで内容が大体脳内再現できる。 第一「反脆弱性」(Antifragile)ってわざわざ造語してるけど、どう見ても「ロバストネス...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』55 新商品に投資する

55 新商品に投資する 他の投資と同様、新商品においても相場の動きと現実は一致しない。通常の株は、期待の高まりによって値を上げる。その上げ幅は行きすぎることが多く、往々にして現実の出来事よりもはるかに先んじて起こってしまう。ときには期待が高...
投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』53 中道を行けば相場にはびこる間違った常識に引っかからずに済む

53 中道を行けば相場にはびこる間違った常識に引っかからずに済む まず、株というものは常に「過大評価」されたり「過小評価」されたりするものだということ。株価は理論的なゴールやレベルを突破してしまうものなのだ。 ファンダメンタルズに基づく根拠...
書評

『日本の投資家 億万長者列伝』★★★

『日本の億万投資家名鑑 日経ホームマガジン』とセットで保存しとけば、十数年後にネタになるかなあと思ってポチる。 総集編なのかどうかは知らないが、少なくとも自分は読んだことなかったので、一応読む価値もあった。 資産推移と日経平均推移が同時に載...