書評

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東保裕之『株式投資これだけはやってはいけない』★★★★

もう消えているがGCN氏のツイートで知った。失敗に着目した本は良書のことが多いと思っているが、これも例に漏れない。 基本的に初心者向け。後半テクニカルの話が多くなってくるのだけが、個人的にはちょっと残念だが、それでも十分良書。
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竹中正治『ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層』★★★

過去書評。経済学者が専門外のことに色々口を出す本、というと普通トンデモ本一直線のことが多いのだが、十分まともで面白い。竹中正治先生はやっぱりすごいわ。
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国際通貨研究所『マネーの動きで読み解く外国為替の実際』★★★

過去書評。竹中正治氏が関わっているらしいので読んだ。アマゾンだと直接名前は出てないが、実質的な著者だと思われる。 もちろん良い内容だが、『素人だから勝てる外貨投資の秘訣』と重複する部分が多い。個人投資家ならそちらだけで十分な気もする。
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ポール・クルーグマン『良い経済学 悪い経済学』★★★★

過去書評。「国際競争力」という概念は、比較優位を理解しておらず、よそ者嫌いの本能に訴える政治的ツールとして利用されるが、あまり意味がない、という話が主眼。 啓蒙書で直接投資の役に立たないかもしれないが、とてもいい。20年前ぐらいの本だが、古...
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『錯覚の科学』★★★★

クリストファー・チャブリス著、ダニエル・シモンズ著。原題は『見えざるゴリラ―他直感が我々を欺く方法―』。 まったく見たことも聞いたこともないという人はあまりいないであろう、あのイグノーベル賞研究を主題とする本。魅力を全く伝えていない邦題はも...
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ジェレミー・シーゲル『株式投資 第4版』★★★

過去書評(第4版ではなかったが)。こちらも長期投資を考える上で必須と思うが、一般には『株式投資の未来』だけで十分な気も。
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ジェレミー・シーゲル『株式投資の未来〜永続する会社が本当の利益をもたらす』★★★★★

過去書評。いわゆる「長期投資」の思想を体現するバイブル的な位置づけの本。自分のスタイルとは違っても、株式投資をしていて、これを知らないでいる手はないだろう。 ただし、よく言われているように、現在の日本に対してこの意味の「長期投資」をそのまま...
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エレーヌ・フォックス『脳科学は人格を変えられるか?』★★

過去書評。生まれつきポジティブシンキングの人とネガティブシンキングの人に関する話。作中ではサニーブレイン・レイニーブレイン(晴れ脳・雨降り脳)と呼ばれている。 基本的に科学啓蒙書で投資に直接役立つわけではないが、いつかの「根拠のない自信」に...