書評

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平山賢一『振り子の金融史観―金融史と資産運用』★★

内容的には悪くない、と言うより、かなり良いように思われるのだが、やや話が拡散しすぎて薄くなってしまった感じ。惜しい。
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勝間和代『勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─』★

これも図書館枠埋め。ライフハックや仕事効率化については結構いい本書いているので、経済ではどうかと思いましたが、だめですね。
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谷本真由美『キャリアポルノは人生の無駄だ』★

めいろま(@May_Roma)としての方が有名そうな著者。そんなによく知らないけど、私的には池田信夫とかちきりんとかと共に「面の皮の厚さを金に換えてる系文化人」のくくりに入っている。  自己啓発系のアホらしさには同意だし、それに「キャリアポ...
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戸崎裕隆『投資家心理を知って裏を行く バリュー投資再入門』★★★★

いとう (Ito1973)氏のツイートで知りました。素晴らしく面白かったです。  バリュー投資本としての内容は、そこまで特別なものではありません。「はじめに」のところにピーター・リンチの『株で勝つ』を読んで人生が変わったと書かれているように...
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フレデリック・R・コブリック『富者の集中投資 貧者の分散投資――資金を100倍にする攻撃的資産運用』★★

タイトルの意味は、綿密な調査を元に圧倒的によい銘柄に集中投資すべきだということ。  だがそれは一種のトートロジーで、その圧倒的によい銘柄を次にどう見つけるのかがわからないと意味がない。  その点この本は、アネクドータルというか、うまくいった...
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ジョージ・A. アカロフ『ある理論経済学者のお話の本』★★

有名なレモン市場の話(第2章)や、差別の自己実現(第3章)など、面白いところもあるが、専門論文集なので普通に読むには難解すぎ。一般にはおすすめしない。
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稲葉なおと『高く売れるマンション暴落するマンション―資産価値を絶対下げない85ポイント』★★

図書館の貸し出し枠が余ったので、たまたま目に止まったものを。  ちょっと会話口調と上から目線が鼻につくところもあるが、おかしな内容ではないと思う。  勘だが、もっと基本書を何冊か読んでから、少し違った視点を追加するために読む本だと思う。
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入山章栄『世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア』★

評判がよさそうなので借りてみたが、驚くほど内容が頭に入ってこない。私かレビューのどちらかが間違っているのだと思う。私の方だといいのだが。