社会

書評

『コラプション:なぜ汚職は起こるのか』★★★★★

レイ・フィスマン著、ミリアム・A・ゴールデン著。汚職に関する啓蒙書。すごく深かったり新しかったりする話はないと思うが、とても良い。万人におすすめ。  この本の主題とはあまり関係ないが、今回ひとつ思ったことは、汚職は均衡である、という話は、正...
書評

セス・スティーヴンズ=ダヴィドウィッツ『誰もが嘘をついている〜ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性〜』★★★★

『ヤバい経済学』のビッグデータを用いた現代版という位置づけの本。主張が前に出過ぎと思える箇所がわずかにあるが、十分面白い。
書評

『実践 行動経済学 健康、富、幸福への聡明な選択』★★★

リチャード・セイラー著、キャス・サンスティーン著。ノーベル賞にかこつけて過去書評。行動経済学自体についてはさほど目新しくはないが、それを社会制度にどう応用するかに重点が置かれている。  ナッジ(nudge)という概念はライフハック的にも役に...
書評

『きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」』★★★★★

長谷川眞理子著、山岸俊男著。進化心理学視点から(主に日本の)社会問題を考えるという内容。  ふたりの対談という形式だが、しゃべったのをどうまとめてもこんな密度になるわけない。対話形式の共著と言った方が近そう。  元から進化心理学とか好きな人...
経済・金融一般

ストライサンド効果

【おけら凍結事件簿】煽り屋を煽るちんこアイコンが、終戦記念日に強制的にコールドスリープさせられ、目覚めたらアイデンティティ()を失っていたけれど、投資クラスタの協力で新たなペルソナを獲得するまでのおはなし おけら@臆トレManager454...
経済・金融一般

電子資産の相続について

電子書籍の何が素晴らしいかって、将来自分の子供が自立したときにアカウント一つで全ての本を共有出来るってこと。世代を超えて数十、数百冊でも時間空間劣化も関係なく持ち運べる。本は知的資産や。ありがてえ。— DON (@D0N12345) 201...
書評

マシュー・サイド『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』★★★★

いわゆる失敗学の本。単独で特別目新しい話はないが、啓蒙書として大変良いと思った。投資の失敗から何か学習するためにも参考になるかも?
書評

ジョセフ・ヒース『資本主義が嫌いな人のための経済学』★★★★★

啓蒙書で投資の役にはたぶん立たないけど、久しぶりに滅茶苦茶面白かった。ミクロ・マクロ経済学の最低限の知識はあった方がいい。