株で大損したので、インターネットで
「株で絶対損しない(秘)方法」という情報を見つけて
3万円で買ったら、送られてきた封筒の中に、
一枚の便箋が入っていて、「株をやめなさい」
とだけ書いてありました。
これは詐欺で訴えることができるのでしょうか?
という有名なコピペがあるが、これを枕にちょっと考えてみよう。
「株で絶対損しない方法」は、永久機関と同じぐらい不可能だが、少し条件を緩めれば、かなり現実的なものが存在する。
とりあえず話を現物株式の買い(ロング)に限定すると、株で大損する方法はたったひとつしかない。
- 株を買い、大きく下がるまで持ち続ける
ことだ。このたったひとつさえ避ければよいのだ。そして、このひとつは、ふたつの部分に分解することができる。
- 株を買う
- 大きく下がるまで持ち続ける
だ。このうち、前者を無くすことは可能ではあるが、それは株をやめることに等しい。投資を続ける限り前者を無くすのは不可能である。
だが、投資を続けながらでも後者を無くすことはできる。単に大きく下がる前に損切りすればいいのだ。
損切りする流動性もないような急落の可能性もあるので100%確実ではないが、そのルールを遵守するだけで「株でほぼ大損しない方法」が可能になるのだ。まともな相場本で必ず損切りの重要性が強調される理由はそれだ。
以前にも機械的損切りを絶対に支持すると書いたが、上級者はともかく初心者には、守破離の守として、一定割合での機械的損切りを確実にすることを推奨する。
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