変なタイトルで警戒してしまったが、内容はまとも。
投資に役立つかどうかは微妙だが、P192-193のこのあたりの記述は、今日の状況から見ると思い当たる節があるのでは。ちなみに2002年の本。
受け皿としての公的年金
株式保有は公的年金にインフレーションに対して頑強な財務体質をもたらすので、本書でも何度か示唆してきたように、現在のマクロ経済調整に望ましい影響をもたらすマイルドなインフレーションを醸成させる経済政策とも整合的といえる。
受け皿としての中央銀行
マイルドなインフレーションの醸成という政策的な可能性を考える時、従来の考え方からするとタブーに属してしまうような「中央銀行による株式の長期保有」ということも、政策的な考慮に入れていかざるをえなくなるであろう。
コメント