相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく

テンプルトン卿の流儀 (ウィザードブックシリーズ)

 TLで『響け! ユーフォニアム』という文字列を見る度に、この格言がフラッシュバックするので、文章に書いて落ち着かせるために取り上げてみた。

Bull-markets are born on pessimism, grow on skepticism, mature on optimism and die on euphoria.

(直訳:強気相場は、悲観主義の上で生まれ、懐疑主義の上で育ち、楽観主義の上で成熟し、多幸感の上で死ぬ)

 非常に有名なので意味の説明は必要ないと思う。出典はジョン・テンプルトンではっきりしている。今気づいたが、これほど有名な人でも日本語版ウィキペディアの記事がないようだ。

 アベノミクス以来の日本の強気相場は今どのあたりだろう。懐疑から楽観に向かっているあたりだろうか。多幸感までは行っていないと思う。

 最後の「幸福感の中で消えていく」のところは、原文のdie on euphoria(多幸感の上で死ぬ)に比べて、若干インパクトが弱い気がする。ちなみに多幸感はユーフォニアムではなくユーフォリアだ。

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