リチャード・J・ジョンソン『肥満の科学: ヒトはなぜ太るのか』★★★★★

 肥満と幅広い病(従来肥満と関連すると思われていなかったものも多数)が、「食物と水の欠乏に備える進化的適応」≒サバイバル・スイッチという観点から統一的に説明できるという話。

 よって「何か健康に良いか?」ということについては、ほぼ既知で、そこに新しさはない。ただし説得力は圧倒的に増した。下に簡潔に推奨される行動をまとめてみた。

 自分はすでにほぼほぼこれに近い意識で生活していたので大きくは変わらないが、サプリにビタミンCを追加してみようと思う。一般にあまり意識されていないのは「十分な水分」だと思う。私は年中毎晩麦茶を一定量沸かして翌日のうちに飲みきるという習慣にしている。

避ける(特に果糖)甘い飲み物は最悪
炭水化物
全粒粉・低GI・高繊維が良。フルーツは悪
蛋白質
魚・鶏・乳・植物性が良。赤肉・内臓肉・貝・甲殻類は比較的悪
脂質
オリーブオイル・ナッツ・魚(一価不飽和脂肪酸とオメガ3脂肪酸)が良
塩分
減らす
水分
意識して十分飲む(男子2.5L, 女子2L/日)
嗜好品
(無糖の)珈琲・茶・チョコは良。アルコールは悪
サプリ
ビタミンC推奨
運動
いわゆる有酸素運動推奨

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