投資家の資産比較は桁までしか意味がない

 投資をやっていると、ほんのわずかなタイミングや運のずれで資産が何倍も変わってくるから、投資家を資産で比較することは、その是非自体は別の話としても、桁の数ぐらいまでしか意味を持たないだろう。

 たとえば、兆級・千億級・百億級・十億級・一億級・一千万級・百万級という具合に。それ以上の解像度での比較は無意味だろう。

 つまり、資産を主な理由として相手を見下したり見上げたりするなら、最低10倍の差はないと的外れになる可能性が高いだろう。(繰り返すが是非は別の話として、バーチャかどうかもやはり別の話として。)

 自分の10倍ぐらいの資産がある人は、普通の感覚では雲の上の人と思ってしまうだろうが、投資の世界では、そのぐらいまでは同格と考え、自分にも同じことができると思って参考にすべきだろう。

 逆に、資産が自分の10分の1ぐらいしかない人であっても、それだけで言っていること・やっていることを色眼鏡で見るようでは、自分も損をする(少なくとも得をしない)可能性が高いということでもあるだろう。

 一見ありがちなビジネス書のような意識高い話にも聞こえるが、投資の世界では一般のビジネス以上に当てはまることだと思われる。

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