書評・レビュー

書評

山下拓馬『よそ者経営』★★★

かなり昔から知っている山下拓馬(ヤーマン)氏の本。面白かった。他のことをやるためにデイトレ系で勝ち逃げしてその先でも成功 という全部を満たす例は株クラで他にどのぐらいあっただろう? もちろん自分が知らないだけであるにはあるんだろうが、すぐに...
書評

ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』★★

その年齢でしかできないことがあるとか、経験や健康は大事とか、老いや死を忘れるなとか、当たり前のようなことばかり。すでに使い切れないぐらいお金のある人にはおすすめ。
書評

マイケル・サンデル『実力も運のうち 能力主義は正義か?』★★★★★

『これからの「正義」の話をしよう』『それをお金で買いますか』ともにあまり面白いと思わず、著者とそりが合わないと思っていたのに、これは予想外に非常に面白かった。 著者の主張に全面的に賛同するかはともかく、いわゆるリベラルな知的エリートとその他...
書評

酒井大輔『ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか』★★★

ワークマンプラス一号店の開店前後にたまたま近くに住んでて、視察にも行って熱気を感じていたのに、自分がアウトドアにもファッションにも興味がなかったため信じ切れず、ワークマンで全く儲けられなかった。 そのトラウマもあってかなかなか読めなかったが...
書評

かぶ1000『貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術』★★★★

言わずと知れたかぶ1000(@kabu1000)さんの本。 体裁は初心者向け本ではあるものの、かぶ1000さんの手法は初心者でも理解できる理屈ではあっても初心者向けではなく、初心者でなくても簡単に真似できるようなものではないと思われる。 こ...
書評

デイビッド・ロック『最高の脳で働く方法 Your Brain at Work』★★

それぞれの話の元ネタにあたるような知見をすでにだいたい知っているので、かなり冗長に感じてしまう。逆にこの分野が初めてという場合はまとめ本としていいかも。
書評

アンドリュー・W. ロー『Adaptive Markets 適応的市場仮説: 危機の時代の金融常識』★★★

進化・生物・数学・経済・金融・市場のあたりに一通りの知見がある自分には、分厚い割に新しい話が全然なくて正直いまひとつだったが、このあたりの総まとめ本としての価値は十分あるように思える。
書評

グレゴリー・ザッカーマン『最も賢い億万長者 数学者シモンズはいかにしてマーケットを解読したか』★★★

ジェームズ・シモンズとルネサンス・テクノロジーズの話。面白かった。 投資のためにならないわけではないが、人間ドラマや歴史が間接的にためになるかもしれないのであって、botの作り方などの参考になるわけではない。念のため。