自分の優位性を再確認する

 投資家としての自分の調査能力・トレード能力は低い。最大限大きく見積もっても市場平均以下であろう。

 それでも相場で勝つつもりであるなら、それ以外の何かで市場平均に優位性があるのでなければならないはずだ。それは何か?

 確実にあるのは、兼業個人であるということ。すなわち資金量が小さく、難しそうな時期には、単に市場から退出して何もしなければよいということ。これは非常に大きい。

 次いで、ほぼ確実にありそうなのは、本業(+趣味)のIT・プログラミングの知見。アマゾンの利益のほぼ全てと、インソースの利益の幾分かはおそらくそこに由来する。

 最後に、おそらくあるのは、趣味の自然科学・社会科学系の雑学。今回のコロナショックで軽症で済んでいる理由は主に運だとしても、この要素が助けがいくらかはあるはず。

 で、コロナショック以後の市場環境で自分のどこに優位性があるかというと……特にない。テレワークブーム関連等でITサービスの優劣に多少の目端は効くかもしれないが、その程度だろう。

 短期トレードでは、今までのぬるい環境ですら勝てていない(マイナスではないが労力に見合うほどには)ので、これからは絶望的だ。

 ただいるだけで勝てる状況がまた来るまで、勤倹貯蓄して生き残る持久戦がメインシナリオであろうか。

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