書評

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田中靖浩『会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語』★★★

ちょっとエンターテイメントに寄せすぎじゃね? とは思うけど、このテーマで面白さと有益さを完全に兼ね備えたものは思い出せないし、まあ悪くはないと思う。
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『ファクター投資入門』★★

アンドリュー・L・バーキン著、ラリー・E・スウェドロー著。 もうこれ系のやつは「うん統計的にはそうなのかもね。で、実際いつ何を買ってどれぐらい儲かったの?」……という感想になってしまうのよね。 もちろん、立場が個人投資家じゃなくてファンドマ...
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レイ・ダリオ『PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則』★★★★

内容的には、ほぼ全面的におすすめ。 年寄りの説教的な恩着せがましさはあるし、瞑想とか若干スピリチュアルの名残を感じたり、右脳・左脳とかちょっと古いかなと思うところもなくはないけど、どれも年齢・年代的にしょうがないかで済むレベル。 ただし原理...
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田中道昭『アマゾン銀行が誕生する日 2025年の次世代金融シナリオ』★★★

タイトルは内容とややズレがある。アマゾン中心ではない。「いわゆるフィンテックの現状まとめ」としてざっと読むなら割といいかも。
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安宅和人『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』★★

自分にはいまいち価値が分からない。間違っているというのではなく、当たり前という意味で。すごく役に立ったと思える条件の人もいるのではないかと思わせるものはあるが。
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竹内弘樹『本当に儲かる株・成長する株を自分で見つけられるようになる本』★★★★

初心者向け本としては、かなり良心的かつ良い内容だと思われる。
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ダグラス・マレー『西洋の自死: 移民・アイデンティティ・イスラム』★★★

あまり期待していなかったが思ったより面白かった。意見として賛成できることばかりではないが、ヨーロッパの右派の主張は日本からはどちらかというと見えにくいので特に。 個人的にはこれも「近過去から現在までのトレンドをそのまま未来に外挿してしまう」...
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藤田知也『やってはいけない不動産投資』★★★

株クラTLでスルガ銀行・かぼちゃの馬車等々の話題を見ていれば、すでに大体既知の話ではあるが、それらの問題のまとめとして良い新書。