ノート

投資を生き抜くための戦い

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』9 証券プログラムの「してはならないこと」

9 証券プログラムの「してはならないこと」  実践的な基本方針としては、選択した株式が見込み大でないかぎり、けっして投資してはならないということだ。単に「インカム」のための投資、「資本を運用しておくため」の投資、そして「インフレに対するヘッ...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』8 場当たり的な約定は禁物

8 場当たり的な約定は禁物  証券市場に実際に参入する時点で、なぜその約定を成立させ、いくらまで値上がりし、どれだけの期間が必要で、どれほどのリスクを冒す覚悟があるかを承知していることは基本ではなかろうか。ポジションを取るときにこれらの点を...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』7 投資家のための堅実会計

7 投資家のための堅実会計  私の意見では、唯一の堅実な方法とは、定期的に「マーケット」でのアカウントの価値(最後の評価以降に受け取った利札、配当金、税準備金も自動的に含まれる)を測り、四半期ごとにアカウントの自己資金(エクイティ)の1.5...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』6 投機VS投資

6 投機VS投資  自分の考えで行動する人物は、大半の見解について、群衆のとる動きにまず疑問を抱いてみるものだ。なぜならほとんどの場合、彼らは間違っているからだ。  私は、利益が小さく安全なインカムを得ようとすると必ず損失を招くと信じている...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』5 投資で値上がり益を得るには

5 投資で値上がり益を得るには  少なくとも最初は主力上場銘柄に限ると決めたら、次のステップは、「価値の上昇への投資」である。すべての買い付けは、インカムゲインと値上がり益をひとくくりにして、トータルでいくらのリターンがあるかという基準で扱...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』4 未熟者が陥りやすい罠

4 未熟者が陥りやすい罠  まず最初に、主力上場銘柄の取引を通じて、有価証券を巧みに扱う基本原理を体験として学ばなければならない。ことに、大多数の人の判断に影響を及ぼし、しかも高くつく、私情や損失への恐怖、さらなる儲けへの欲望、その他の心理...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』3 理想的な投資は存在するか?

3 理想的な投資は存在するか?  完全な投資対象が理論上のものにすぎないのは、想像に難くない。安全なものなどないのだ。人生のどの分野をとっても、確実なものは存在しない。ことに、現存する「投下資本」の利息を複利で払い、利益をピラミッディングで...
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ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』2 投機的な心構えが不可欠

2 投機的な心構えが不可欠  人は、投資に多くを期待しすぎる。彼らは、常に金を「働かせて」いなければならないという誤った考えに取りつかれているのだ。  トレードにおいてキャッシュのままチャンスを待てないことを、俗にポジポジ病と言ったりします...