書評

ポール・ウェイド『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』★★★★

家から出られない状況での筋トレの参考にと思って買った。ダンベルやマシンを使わず、腕立て伏せスクワット懸垂腹筋(脚上げ)ブリッジ逆立ち の6系統10段階の筋トレを行うというもの。 囚人のエピソードや歴史の大半は、おそらくマーケティング的な作り...
目標・計画・記録

自分の優位性を再確認する

投資家としての自分の調査能力・トレード能力は低い。最大限大きく見積もっても市場平均以下であろう。 それでも相場で勝つつもりであるなら、それ以外の何かで市場平均に優位性があるのでなければならないはずだ。それは何か? 確実にあるのは、兼業個人で...
書評

ダン・ガードナー『リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理』★★★★★

投資には関係ないので紹介していなかったが、新型コロナウィルスの件で思いだした。 人間のリスク見積もりが、あくまで進化環境に合わせたヒューリスティックで近代文明に適応していないこと、それにマーケター・デマゴーグ・アジテーターがつけ込むことにつ...
投資哲学

投資家関係の理想は悪魔超人?

悪役好きは投資家向きか? と以前書いたが、投資家適性として理想的なメンタリティが悪役好きだとすれば、投資家同士の関係の理想的な形はキン肉マンの悪魔超人かもしれないと思う。アシュラマン「フッ…あんな重大なミスを犯してしまったんだ。腕を失っても...
パフォーマンス

2020年3月成績-1.5%(年初来-6.9%)

2020年3月成績と総評総資産前月比年初来106,702,793円-1.5%-6.9% ノーポジでリスク回避。3月ハイライトシン・コロナショック コロナショックが先月末の段階からでもさらに予想を超え、瞬間的にはリーマンショックをも超えたので...
書評

マーク・ブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学』★★★★★

ある方のnoteの話題で、べき分布とか冪乗則とか案外知られてないのだなと思ったので、思い出せる中で一番良さそうな啓蒙書を紹介。 自分にとってはずっと前からの常識のようなイメージだった。上から目線ぽいが、そういう意味ではなく、おそらく自分のバ...
書評

アダム・オルター『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』★★

行動嗜癖に関する本。若干寄せ集め感があるというか表面的にも感じるが、自分や家族にゲーム中毒やSNS中毒の思い当たりがある人が、最初に読んでみる本としてはちょうどいいかも。
政治経済・金融一般

トイレットペーパー買い占めとスラックティビズム

オイルショックの昔から、買い占めといえばトイレットペーパーだった。そうなる合理的な理由が思いつかず、長年疑問だったが、今ではスラックティビズムの一変種として理解できると思う。 買いだめ・買い占め自体の原因や是非は別として、生活必需品の備蓄を...